2015年9月7日月曜日

女性や農家の活躍後押し 概算要求、最大の102兆4000億円

政府の2016年度の予算編成と税制改正の作業が本格化する。
各省庁は、財務省に予算の概算要求と税制改正の要望を出した。安倍政権が成長戦略と位置づける女性の活躍推進や省エネの拡大、農業改革などが目を引く。予算の要求総額は102.4兆円程度と過去最大。財務省は97兆円程度に絞り込む考えで、年末の決着に向けて予算獲得を巡る攻防が激しくなりそう。

医療サービスや薬の公定価格にあたる診療報酬をいくらにするかは、予算編成の大きな焦点だ。厚生労働省は特許切れの成分でつくった後発医薬品(ジェネリック)を普及させるため値下げを検討する。国民の負担を減らして、後発薬を選びやすくする。厚労省は女性の就労促進のため、ベビーシッターの利用者の所得税を軽くすることも要望しています。

農業・観光 環太平洋経済連携協定(TPP)交渉の決着をにらみ、農業の再生にも力を入れる。農林水産省は区画整理などの関連予算として15年度当初より1000億円多い4588億円を要求した。やる気のある農家が農地を確保できるように耕作放棄地への課税強化も求めています。 
  
  アステア税理士法人 税理士 千田基史)

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